2009年 5月17日 ダンシングギャラクシー大阪
一口講評
NPO法人JCF西部総局 調査開発部 山本 桂古
アマチュア A級 スタンダード
背番号 1番
パワーがあって、上半身がぶれない。どの種目も平均している。特にワルツが良かった。
背番号 2番
フットワークが良いので、表現方法を少し考えて見て。若さが生かされていない。
背番号 4番
身長の差なのか、ホールドがぶれるのが気になった。クイックステップの元気なのを生かして、他の種目もがんばってほしい。
背番号 5番
力が入りすぎていて、パートナーの動きを止めている。スタミナの配分を考えて、クイックステップを特に良く練習してほしい。
背番号 6番
安定したダンスで音楽を感じていた。タンゴのタイミング特に良かったと思う。テクニックがあるのに、予選のときは目立つと
ころが無いように思ったので表現の仕方を少し工夫してほしい。
NPO法人JCF西部総局 総務部 下山 正
アマチュア D級 タンゴ
背番号 28番
シルエットは綺麗。脚部の使い方を研究すればA級も近いでしょう。
背番号 30番
動きは良かった。男子の左ホールドが時々下がるのを改善すれば…
背番号 31番
動きが小さい。もう少し動きを大きくする工夫を…
背番号 32番
背骨が緩む。床を踏みしめて、背骨をしっかり伸ばすと良くなると思います。
背番号 33番
男子のホールドが高すぎる。もう少し下げれば形もバランスも良くなるはずです。
背番号 34番
男子の左ホールドが広すぎる。特にタンゴにおいてはコンパクトにした方がお互いのコネクションが良くなると思います。
背番号 35番
男子の上体が前方に行き過ぎる。背骨と頭をヒールの上に保つ位にすれば、堂々と見えるでしょう。
背番号 36番
時々、男子の視線が下になる。何かを考えているようですが、本番では音だけを聴いて思いきり踊ることを心がけた方が
良い結果が得られると思います。
背番号 37番
男子の左ホールドが広すぎる。少しコンパクトにした方がタンゴらしい表現ができるでしょう。
背番号 38番
ホールドが弱い。縦(背骨)の線と、横(アーム)の線を各々長く保つことが大切です。
アマチュア C級 スタンダード(W・F)
背番号 19番
男子の左ホールドが前過ぎ、女子の左肘が高過ぎる。大きくしようとするのは悪くなのですが…
背番号 20番
女子の背骨の伸びが不十分。お腹を引き上げて、頭を高く保つことによって改善されるのでは…
背番号 22番
ボディートーンが不十分。まず、床に対して垂直に立つことが何よりも大切です。
背番号 24番
音楽を良く聴いて…。ダンスおいてもっとも重要なことは音楽です。
背番号 26番
男子の背骨の伸びが不十分。女子は少し反り過ぎ。もっと練習をすれば良くなるでしょう。
背番号 27番
WとFの基本的な違いをチェックしてみると、もっと良くなるでしょう。
背番号 28番
Fで時々、男子のボディーラインが弱くなる。一方、女子も反り過ぎるときがある。
背番号 29番
ホールドが甘い。背骨と両肘をしっかり伸ばすことが大事でしょう。
背番号 53番
音楽を良く聴いて…。音楽を大切にして踊ればもっと良くなると思います。
背番号 54番
男子は、PPで左サイドが開き過ぎる。女子は、お腹を引き上げて。真っ直ぐに立つことを心がければ…
アマチュア C級 ラテン(S・R)
背番号 47番
女子は身体中で楽しんでいる様子が良かった。男子ももっと楽しめば…
背番号 48番
リズムをハッキリして、生き生きと踊ることが大切だと思います。(S)
男女共にヒップムーブメントが不足(R)
背番号 49番
脚部をもっとしっかり使う必要があると思います。(S)
動作はすべてボディーの中から行うように心がければ…
背番号 50番
ハッピーなのは良いことですが、足でリズムをしっかり取ることが大事ですよ。(S)
女子はヒップムーブメントが不足しているに思います。(R)
NPO法人JCF西部総局 競技部 妹尾 泰樹
アマチュア D級 ワルツ
背番号 28番(決勝1位)
グッドスタイルで予選から目立ったカップルです。動きは柔らかくて大きく、優勝は順当な
成績だと思います。上位挑戦のC級戦でも、優勝しておりました。これからが楽しみなカップルですね。
背番号 29番(決勝3位)
黄色のドレスがかわいいジュニアのカップルです。身体が柔らかいのでムーブメントが非常に
なめらかです。欲を言えば、もう少しキレがあればもっと良かったように思います。
背番号 30番(決勝2位)
終始大きな動きでパワフルにフロアを駆け抜けておりました。表情が大変良くて、踊りに気迫を感じました。
次回は優勝を狙って欲しいと感じました。
背番号 31番(準決勝)
ブルーのドレスが鮮やかなカップル。ホールドがとてもしっかり安定していて、崩れないのに
好感が持てましたが、若干動きが硬かったように思います。
背番号 32番(決勝8位)
カップル共に細身でパープルのドレスも品よくエレガントでした。その反面、少し動きに積極性
が足りなかったように思えます。ダイナミックさが備わればもっと良い成績になるでしょう。
背番号 33番(決勝5位)
薄い紫のドレスで大変力強く踊っておられました。難を言うならば、あと少しシルエットに
安定性があれば良かったと感じます。ホールドが若干高くなり過ぎな時がありました。
背番号 34番(決勝7位)
サーモンピンクのドレスが印象的な組でした。大変真面目に踊っておられて好感が持てましたが、
少し表情が硬かったように思えました。あと少々リラックスできれば良いと思います。
アマチュア D級 ワルツ
背番号 35番(決勝6位)
身長が高くて大きなカップル。踊りも大きく伸び伸び踊っておられましたが、回転系に入る際、
少し突っ込み気味になる時が見受けられました。ここを改善すれば、もっと上位が狙えると思います。
背番号 36番(準決勝)
ピンクと紫のドレスがエレガントなカップル。品よく踊っておられましたが、競技にすれば
少しおとなしいかな、と感じました。
背番号 37番(決勝4位)
ドレスが個性的なカップル。目立つ動きで存在感がありますが、進行性のムーブメントでやや
足が先行し、その分上下運動があり過ぎたように思いました。
背番号 38番(準決勝)
赤のドレスが印象的なカップル。シルエットがきれいでスムーズに踊られてましたが、若干
タイミングが早すぎる時が見られました。ためが効くともっと好成績が残せるでしょう。
D級全般の印象としては、優勝した28番は実力が頭ひとつ抜けておりました。
他は実力が拮抗していて、誰が決勝に入ってもおかしくなかったように感じました。
今回あまり成績が良くなかった組も、次回は頑張ってほしいと思います。
アマチュア B級 ワルツ、タンゴ、フォックストロット
背番号 10番(決勝4位)
ドレスのセンスが良く、堅実で安定感がある踊りでした。あと少し柔らかさとカップルに
一体感があるともっといいな、と思いました。
背番号 11番(決勝5位)
終始安定したムーブメントで踊られたカップル。ホールドが広くてグッドなのですが、上体が
やや後ろに残り前進運動が行きにくそうに見えました。タンゴがベストダンス。
背番号 12番(決勝3位)
赤と黒のドレスが個性的でシルエットが安定していたカップルです。ナイスルッキングで特に
回転系が良かったと思います。欲を言えば、もう少し身体を投げ出すような抜けるムーブメント
があるともっと良かったと思います。
背番号 13番(決勝6位)
ピンクの衣装が若々しく、背中のラインがきれいな組です。若干フットワークのミスがあり、
ここを改善すればもっと良い成績が残せると感じました。
背番号 14番(準決勝)
薄いピンクのドレスが優雅なカップル。ステップとステップの間のつなぎを意識すれば、もっと
スムーズな動きが出来ると思いました。
背番号 16番(準決勝)
グリーンと白のコンビのドレスでとても大きく踊っておられました。表情も良かったのですが、
その分シルエットに乱れが見受けられました。もっと上位を狙えるカップルです。
背番号 17番(決勝2位)
非常にパワフルな踊りで印象的なカップル。ダイナミックな動きで競技向きなのですが、やや
カップルとしての一体感がなくなる瞬間があります。この乱れが無くなれば次回は優勝が狙えるでしょう。
背番号 18番(決勝1位)
ブルーのドレスで落ち着いた印象のカップルです。踊りに安定感があり、技術的にも非常に
高いレベルの踊り手だと感じました。特にローテーションのムーブメントがスムーズで良い
意味で重量感があり、見ていて上手だなと思いました。
背番号 19番(準決勝)
濃紺のドレスが大変品よく、落ち着いた印象のカップルです。ライン、シルエットともに
きれいですっきりしていましたが、難を言えばもう少し全般にスピード感があればもっと
良かったように感じました。
B級全般に関して言うと、やはり上位級なので実力のある方ばかりですが、ワルツ、タンゴ、
フォックストロットの3種目を均等に踊りこなせている組は少なかったです。上の級を狙う
にはどの種目もおろそかに出来ないので、苦手種目を作らないように注意が必要です。
アマチュア A級 ラテン4種目
背番号 45番(決勝2位)
男女共にピンクのドレスが印象に残るカップルです。大変安定した踊りで、見ていて安心感が
あります。しかし、そのステディな動きが時折一本調子に見える場合があります。表情は変化が
ありとてもいいのですが、女性は女性らしく、男性は男性らしくという点においてあまり差が
無く、その辺りが踊りをもっと魅力的にする鍵のように思えました。
背番号 46番(決勝1位)
学連カップル。スピード、パワー、柔軟性、どれもが高いレベルにあります。リズムダンスで
若干タイミングが甘くなる時がありました。男性は上体のラインをクリアに見せる事、女性は
下半身のキレを意識する事でもっと良くなるでしょう。まだまだ踊りこみ不足のようにも思えました。ベストダンスはルンバ。
背番号 47番(決勝3位)
スタンダードにも出場していたジュニアのカップル。男性は最初の頃に比べるとおにいさんに
なり、幼さが抜けてきました。女性は身長の小さい事を感じさせないしっかりした踊りです。
技術も高く足もとも安定していましたが、やはり体重が無い分パワー不足は否めません。その分
柔軟性を使ってスピード感を持たせれば、年長者にも引けをとらないと思います。
A級ラテン全般の印象は、出場者が少ない割にはレベルが高く、どのカップルも自分の持ち味
を発揮していたように思います。